口の中にある海

口の中にある海
大きなひとみと大きな耳、黒く潤う鼻先がかわいいジャージー牛、

その子牛となればバンビのようにかわいい かわいい

かわいいのにべろーんと舌を出してきて

はばかることのない変顔で舐めてきます



牛になめられる肌触り、どんな感じかイメージできますか?



牛の舌はざらざら

猫に近い感じです

是非とも当牧場にお越しいただき、舐められ体験、してみるといいよ



猫の舌がざらざらなのは舌で肉をそぎ落とすためだ、といいます。

犬は舌よりあごを使って食べるんでしょう。

牛の舌がざらざらなのは草を巻き込みやすいからだと説明されています。


ということはヒツジやヤギ、キリンの舌なんかもざらざらなのでしょうか?




ところで魚には舌がありません。

水圧で吸い込む方法か、口を開けたまま吸い込みに行くかして、

食べ物を喉の奥に流し込む方法です。

カエルなどの両生類は舌はありますが、口の中を湿らせておくために水の近くに暮らさなければなりません。

私たちは口の中に唾をため舌で食べものを押し込むことで

地上で暮らせるように進化したのだそうです。



かつて水の中に棲んでいた 私たちの体の中に海を再現しているのが舌なんだなと

牛の舌のボリューム感のせいで、今日はついつい「舌」に思いを馳せました